脊椎変形

SPINAL-DEFORMITY

脊椎変形について

変形性脊椎症は、年齢を重ねるにつれて背骨が変化していく状態を指します。背骨のクッションの役割をする椎間板の水分が減ったり、骨にトゲのようなものができたりすることで、背骨の形が変わっていきます。
変化が進んで神経が圧迫されると、腰痛に加えて、背中や足の痛みやしびれを覚えるのが変形性脊椎症の特徴です。
また、背骨の形が変わることで姿勢が悪くなったり、体を動かしにくくなったりすることもあります。

こんなお悩み・症状はありませんか?

  • 腰痛が続いている
  • 可動域に制限がある
  • お尻から足にかけてしびれがはしる
  • 長時間立つことができない

脊椎変形の原因

脊椎変形の主な原因は、加齢に伴う脊椎の構造的変化です。
年齢とともに、脊椎を構成する椎間板は水分量が減少し、弾力性が失われていきます。これにより、椎間板の高さが減少。同時に、椎間関節の軟骨も摩耗し、変性が進行してしまうのです。
また変形が進行すると、脊椎の骨の上下の縁にとがった突起(骨棘)ができることがあります。これが神経の通り道を狭くする原因となります。
さらに長年の不良姿勢、外傷、肥満なども脊椎への負担を増大させる可能性を高めます。

脊椎変形の治療方法

無症状であれば、治療は必要ありません

手術をしない保存的治療が第一選択です。安静にしたり、コルセットを装着したりして、背骨への負担を減らします。痛み止めを使ったり、理学療法士によるリハビリテーションで痛みを和らげたりもします。
理学療法では、体幹の筋肉を鍛え、柔軟性を高めるのが目的です。適度な運動は、背骨を支える力を強め、症状の改善に役立ちます。また、日常生活での動作のアドバイスや、姿勢の改善も大切です。
保存的治療で効果がない場合や、神経症状が悪化する場合は、手術を検討します。
手術の目的は、神経の圧迫を取り除き、背骨を安定させることです。狭くなった神経の通り道を広げ、神経の圧迫を解消します。状況によっては、器具を使って背骨を固定し、支える力を強めることもあります。

よくある質問

脊椎の固定術を受けた後に日常生活で気をつけることは何ですか?
脊椎固定術後の日常生活においては、過度な制限は必要ありません。しかし、体幹の過度な回旋や屈曲、重量物の取り扱いは、控えめにする必要があります。また、床に落ちた物を拾う動作や、足の爪を切る動作なども要注意です。体幹に負担のかかる動作は、工夫が必要な場合があるので、術後のリハビリテーションを通して、身体の状態に合わせた無理のない動作をアドバイスいたします。
脊椎変形になったら気をつけることは?
脊椎変形と診断されても、過度に心配する必要はありません。ただし、変形の進行を遅らせ、症状の出現を防ぐために、いくつかの点に気をつけることがあります。
例えば、重いものを持ち上げるのは避けましょう。同じ姿勢を長時間続けるのも良くありません。時々体を動かして、姿勢を変えるようにしましょう。
また、ウォーキングやスイミングなど、背骨に負担をかけない運動を続けることも大切です。これにより、体幹の筋肉を鍛え、柔軟性を保つことができます。
さらに、禁煙およびバランスの良い食事を心がけることも椎間板の健康を維持する上で重要です。
pagetop
TEL
白石クリニック
(本院)
072-669-7701
奥天神白石クリニック
(分院)
072-668-1107
デイケア
(通所リハビリ)
072-669-7701
高槻しらいし
鍼灸整骨院
072-683-7878
pagetop