小児整形外科

CHILD

小児整形外科について

お子さんのケガや成長痛などを診療する科目です

小児整形外科は、成長発達途上にあるお子さんの骨や関節、筋肉などの病気やケガを専門に扱う分野です。小児期の体は大人とは異なり、日々めざましい成長を遂げています。そのため、小児整形外科医は、それぞれのお子さんの成長の特性を十分に理解した上で、治療にあたる必要があります。
小児整形外科の目標は、お子さんの病気やケガを適切に治療し、健やかな成長と発達を促すことです。治療に際しては、後遺症を最小限に抑え、将来に影響が及ばないよう細心の注意を払います。

こんなお悩み・症状は
ありませんか?

  • 転んで骨折をしてしまったかもしれない
  • 左右違う動きをしている
  • いつもと歩き方が違う
  • 身体に違和感を感じている

何歳からでもご相談ください

お子さんの健やかな成長を支えるために、小児整形外科の果たす役割は非常に重要です。特に、成長発達の途上にあるお子さんの骨や関節、筋肉の病気やケガは、早期発見と適切な治療が鍵となります。
しかし、お子さんは自分の体の異変を言葉で上手く表現することが難しいため、保護者の方が日頃からお子さんの様子を注意深く観察し、変化に気づくことが大切です。例えば、「階段の上り下りを嫌がる」「よく転ぶようになった」「特定の姿勢を避ける」などの変化は、骨や関節、筋肉の問題を示唆しているかもしれません。
こうしたサインを見逃さず、迷わず小児整形外科の専門医に相談することが、早期発見・早期治療の第一歩です。
当クリニックでは放射線被ばくのないエコー検査も活用し、安全で正確な診断を心がけています。少しでも気になる点があれば、迷わずご相談ください。

よくある症状

腕をあげるのが痛い(肘内障)

肘内障は、子どもの肘の痛みの中でよく見られる病気の一つです。主に5歳以下のお子さんに多く、肘の関節を繋ぐ靭帯が一時的に外れることで起こります。
症状としては、腕を上げられなくなったり、肘を曲げられなくなったりします。痛がって泣き止まなくなることも少なくありません。

治療方法

治療には、靭帯を元の位置に戻す整復が必要です。整復後は痛みが速やかに改善されます。ただし、再発することもあるので、無理な力を加えないよう注意が必要です。

股関節や脚に痛みがある(単純性股関節炎)

単純性股関節炎は、子どもの股関節の痛みでは最も頻度が高い病気です。3歳から10歳ぐらいのお子さんに多く見られ、男の子に多い傾向があります。
原因ははっきりとは分かっていませんが、何らかのきっかけで股関節に炎症が起こり、関節に水が溜まることで痛みが出現すると考えられています。

治療方法

安静にして、痛み止めを使用することが基本の治療法です。症状が強い場合は松葉杖を使って歩行することもあります。数週間で自然に治ることが多いものの、回復が遅い場合は追加の検査が必要です。

身体が痛い時がある(成長痛)

成長痛は、成長期の子どもに見られる足の痛みの総称です。夜に痛みを訴えることが多く、朝になると元気になっているケースがほとんどです。
痛みの原因ははっきりとは分かっていませんが、成長に伴う一時的な現象と考えられています。多くの場合、実際に、痛みを感じていても、足の骨や関節に異常が見られません。

治療方法

痛みに寄り添い、安心させてあげることが大切です。特別な処置は必要ありません。マッサージをしたり、湿布を貼ったりすることで痛みを和らげてあげましょう。

首を左右に動かすと痛い(先天性筋性斜頸)

先天性筋性斜頸は、生まれつき首の筋肉(胸鎖乳突筋)が短縮し、首が傾いてしまう病気です。多くの場合、生後数週間以内に、首の傾きや硬いしこりに気付きます。原因は、出産時の外傷や子宮内での圧迫などが考えられます。
自然に治癒することもありますが、放置すると顔の非対称や頭の形の変形、運動発達の遅れなどを引き起こす可能性があります。そのため、早期発見・早期治療が重要です。

治療方法

治療法としては、ストレッチなどの理学療法が一般的です。しかし、3歳頃までに改善が見られない場合は、手術が必要となることもあります。

背骨が左右に曲がっている(側弯症)

側弯症は、背骨がさまざまな原因で左右に曲がってしまう病気です。脊柱が10度以上横に曲がり、同時にねじれを伴っている状態を指します。
側弯症には先天的なものもありますが、多くは原因不明の特発性側弯症です。特発性側弯症は、発症年齢によっていくつかのタイプに分類されます。
日本においては、学校保健法で側弯症の検診が義務付けられているのが特徴です。

治療方法

側弯症は、民間療法では治癒しません。適切な治療を受けるためには、整形外科への定期的な通院が不可欠です。
軽度の側弯症の場合は、半年から1年に1回、整形外科医による定期検診を受けましょう。検診では、側弯症が進行していないかどうかを確認します。
一方、側弯の程度が強い場合は、進行を防ぐため、あるいは矯正するために、装具の着用や手術が検討されます。装具療法では、コルセットと呼ばれる特殊な装具を使用し、脊柱の曲がりを矯正。手術療法では、金属の棒やフックを用いて脊柱を矯正するのが基本的な方針です。

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