骨粗鬆症のリスク
■骨粗鬆症とは
整形外科クリニックによく来院される疾患である骨粗鬆症は、骨密度が下がることで全身の骨がもろくなり、骨折しやすい状態に陥ることを指します。
背中が曲がって姿勢が悪くなっている、腰痛が慢性化している、背中に痛みがあるといった方は骨粗鬆症の可能性があります。骨粗鬆症は放置していると、くしゃみや重いものを持ち上げた際など日常生活の些細な衝撃が骨折の原因となる場合もあるため、注意が必要です。
今回のコラムで骨粗鬆症のリスクについて、医師の見解からご説明しますので、一度お読みいただければと思います。
■骨粗鬆症の原因と症状
<骨粗鬆症の原因>
骨粗鬆症の原因は、加齢やそれに伴う運動不足、栄養不足といった要因が複合的に影響し、骨の強さを維持する働きが弱まることで発生します。
閉経による女性ホルモン(エストロゲン)の減少や、特定の病気やお薬の服用によって、骨を溶かす働きが活発化し、急速に骨密度が低くなるケースもあります。
<骨粗鬆症の症状>
主な症状は、「背中や腰の痛み」です。ただ初期の段階では、自覚症状がないまま進行し、転倒時や軽い運動時に骨折してはじめて自分が骨粗鬆症であると認識する方もいらっしゃいます。
■骨粗鬆症のリスク
骨粗鬆症を放置してしまうと、日常生活のちょっとした動き(くしゃみやかがむ動き等)や運動で、背骨の骨折や大腿骨の骨折を引き起こし、日常生活に支障をきたす恐れがあります。治ったとしても、杖や車いすでの生活になってしまうケースもあるため、注意が必要です。
また、背中が曲がっていることで痛みを覚えたり、着替えにくさや歩きにくさから、外に出たくないという方もいらっしゃるため、まだ動ける・動かせるタイミングで予防・治療を進めることが大切です。
■骨粗鬆症の治療法
骨粗鬆症治療の基本は、「骨強度を高める」ことです。そのため、治療の基本は薬物療法で、骨密度の低下を防ぐ薬や骨の形成を助ける働きの薬で治療を進めます。
また、食事・運動療法も同時に行っていくことが効果的です。食事療法ではカルシウムだけでなく、カルシウムの吸収を助けるビタミンD/Kやたんぱく質の摂取を栄養バランスを意識して取れるよう説明しています。
運動療法では、日光を浴びながらゆっくりと(無理のないスピードで)ウォーキングを行うことや外での体操を推奨しています。
無理に体を動かすのではなく、毎日行えるレベルの強度の運動を継続することが何よりも大切です。
■まとめ
骨粗鬆症の治療は、長期間の治療が必要です。効果がすぐ出ない場合や痛みが少なくなったからといって、自己判断で安易に治療を中断してしまわないように注意してください。
白石クリニック整形外科・内科・消化器内科では、高槻市にお住いの方の健康をグループで支える方針で、利便性良く診療が行える体制を構築しております。
当院が遠い場合は、北部の『奥天神白石クリニック』と連携もしておりますので、通いやすい方で治療を受けていただくことができます。通院中のクリニックが遠い、服用している薬が飲みづらいなどのお悩みをお持ちの方は、一度白石クリニックグループにご相談いただければと思います。

