リウマチについて

ADLの低下につながる病気です
リウマチ(関節リウマチ)とは、免疫の異常により、主に手足の関節が腫れたり痛みが生じたりする病気です。
関節のほかに、目や肺などの全身に症状が及ぶ場合もあります。
女性に多くみられ、進行すると骨や軟骨に小さな欠損ができたり、関節が変形して破壊されたりして、日常生活動作(ADL)の低下につながることもあります。
現在は効果的なお薬が開発されていて、初期のうちに適切な治療を開始することで寛解(症状がほぼ消失した状態)させることも可能となっています。
これらの症状を感じられた時は、できるだけお早めに当クリニックまでご連絡ください。
こんなお悩み・症状はありませんか?
- 手足の関節の痛み
- 手足の関節のしびれ
- 手足以外の関節の痛み
- 腰痛で困っている
- 朝起きた時の手足のこわばり
- 発熱
- 倦怠感
- 食欲低下など
よくある症状
目が渇いたり、口が乾く(シェーグレン症候群)

シェーグレン症候群は自己免疫性疾患の一つです。主に目と口の渇きを引き起こします。涙腺や唾液腺などの外分泌腺が侵され、ドライアイやドライマウスの症状が現れるのが特徴です。 シェーグレン症候群には、単独で発症する一次性と、他の膠原病に伴って発症する二次性があります。また、乾燥症状のみを示す節性タイプと、関節痛などの全身症状も伴う節外征タイプに分類されます。
目のゴロゴロ感、まぶしさ、疲れ、かすみ、水分なしでは食事が飲み込みにくい、口角の荒れ、舌の痛みなどの症状がある場合は、シェーグレン症候群の可能性を考慮する必要があります。
治療方法
シェーグレン症候群は、残念ながら現在の医療では完治させることはできません。しかし、症状を緩和し、生活の質を向上させるためのさまざまなアプローチがあります。
特に、多くの方が悩まされるドライアイに対しては、点眼薬や眼軟膏など、さまざまな治療薬があります。重症の場合は、免疫抑制剤や涙点プラグといった治療法も検討されます。
手・指が腫れている(全身性強皮症)

全身性強皮症は、皮膚や内臓が硬くなることを特徴とする自己免疫性の疾患です。症状の広がりや進行速度によって、「びまん皮膚硬化型」と「限局皮膚硬化型」に分類されます。
「びまん皮膚硬化型」は比較的急速に症状が進行しますが、「限局皮膚硬化型」の進行はゆるやかです。全身性強皮症は圧倒的に女性に多く、主に中年期に発症します。
治療方法
病気のタイプや症状の程度に応じて、免疫の異常を抑える薬(ステロイド薬、免疫抑制薬など)や症状を和らげる薬(解熱鎮痛薬、抗炎症薬など)を組み合わせ、一人ひとりに合ったオーダーメイド治療を行います。
関節を動かすと痛みがある(関節リウマチ)

関節リウマチは、関節の慢性炎症を特徴とする自己免疫性疾患です。最近の研究では、発症早期に急速に関節破壊が進むことが明らかになってきました。
関節の痛みや腫れが目立たなくても、炎症が持続することで関節の構造は少しずつ損なわれていきます。そのため、関節リウマチの早期発見と早期治療が非常に重要です。当クリニックでは関節リウマチの確定診断も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
治療方法
関節リウマチの治療においては、発症早期からの介入が鍵を握ります。関節の変形を防ぐために、炎症を速やかに抑える治療が不可欠です。また、関節の拘縮を予防するためのリハビリテーションも重要な役割を果たします。
リウマチの検査
血液検査

リウマチが疑われる場合には血液検査を行って、リウマチ因子、CRP、抗CCP抗体、抗核抗体などの数値を確認します。
レントゲン検査

レントゲン検査を行って、関節が変形していたり、破壊されていたりしないか確認します。
リウマチの治療
薬物療法
リウマチの治療は、薬物療法が中心となります。血液検査によって患者さんの全身状態を詳しく確認した上で、適切なお薬を処方します。処方するお薬として「リウマトレックス(抗リウマチ薬)」や「生物学的製剤」などがあります。
リウマトレックス
リウマチの薬物療法の第一選択薬です。免疫の異常に作用して、リウマチの進行を抑える働きが期待できます。
生物学的製剤
リウマトレックスなどの抗リウマチ薬では十分な効果が得られなかった場合などには、生物学的製剤を処方する場合があります。
リハビリ

薬物療法により関節の腫れや痛みなどを軽減した後は、関節のこわばりを防ぐためにリハビリをすることもあります。主に温熱療法・低周波治療・運動療法などのリハビリを行います。

